展示室の催し物

<天プラ・セレクションvol.81>
中本研之 陶展 「派生」

「griffon2015」2015年 備前土/薪窯焼成

第4展示室無料主催

2018年1月30日(火)~2月4日(日)

天プラ・セレクションは、岡山県ゆかりの美術作家を個展形式で紹介する、天神山文化プラザの企画展シリーズです。
中本研之は、広島県出身、備前市在住の備前焼作家です。倉敷芸術科学大学卒業後、伊勢﨑 紳の元で6年間修行し、2005年に連房式登窯を築窯し独立。日本伝統工芸展や県展などの公募展で活躍する一方で、個展やグループ展など精力的に制作発表を続けています。
 
中本の制作には、大きく分けて2つのシリーズがあります。ひとつは、伝統的な備前焼の技法を用いてつくられる器のシリーズで、暮らしの中で機能的でありつつ心を満たすような美しさを兼ね備えるものです。中でも、「叩き」という陶土を叩いてのばし形成する技法による大皿は作家の代表的作品です。
もうひとつはオブジェとしての備前焼です。2012年頃から、立体物の創作への思いが強くなった中本は、形や大きさの自由度が高い古典技法「手捻り」や「紐作り」を用いた制作を始めます。その中で生まれたのが、流れるような有機的なフォルムが特徴の大型オブジェ「griffon」や、貝や木の実を思わせる卓上のブジェ「fossil」です。「作り手はその土地の恩恵を授かり、先人から受け継がれた技術と感性を土台とし、今という時を、そして自分の美意識を素材に写し込む。」と中本は言います。
本展では、これら2つのシリーズの新作を中心に構成します。中本が提示する備前焼の新たな可能性を、どうぞご覧ください。
 
中本研之 略歴
 
1975 広島県生まれ
1999 倉敷芸術科学大学 芸術学部 工芸学科 修了
現在 岡山県備前市在住
 
︎主な活動
2011 「KAKE COLLECTION pulas」(加計美術館/倉敷市)
2013 高橋秀監修「中本研之 陶展−かたちあるものへ」(スペース・ヴェーネレ/岡山市)
2013 備前陶心会展受賞者選抜企画展「octet」(ルネスホール/岡山市)[以後’14〜’16]
2013 片上古道アート散歩 Vol,1(備前市)[以後Vol,3 Vol,4]
2014 第8回岡山県新進美術家育成 I氏賞選考作品展(岡山県天神山文化プラザ)
2014 QUALITY OKAYAMA JAPAN (シドニー、メルボルン)
2015 講談社モーニング『へうげもの』スピンオフイベント「備中國足守大茶湯」(常光庵/岡山市)
2016 陶芸展−教え子たち−(加計美術館/倉敷市)
2016 Discovery BIZEN(備前市)
2017nanacafe2017autumn『allego con brio〜次代へ〜』 (常光庵/岡山市)
 
︎主な賞歴
2009 第60回岡山県美術展覧会 県展賞[以後 ‘10県展賞、’11,’13奨励賞]
2009 第56回日本伝統工芸展 入選
2009 おおたき北海道陶芸展 北海道知事賞・大賞 [以後’10テレビ北海道社賞]
2010 国民文化祭おかやま2010美術展 岡山県実行委員会会長賞 
2011 国民文化祭京都2011美術展「工芸」 奨励賞 
2012 日本伝統工芸中国支部展  広島県知事賞 
 

お問合わせ先

岡山県天神山文化プラザ
Tel 086-226-5005

「備前象嵌叩長方皿」2012年 備前土/薪窯焼成
このページのトップへ

催し物案内