展示室の催し物

<天プラ・セレクションvol.79>
金 孝妍展 「線ヲ思フ」

「水の足跡-○□△-」2016 高知麻紙、墨

第3展示室無料主催

2017年11月7日(火)~11月12日(日)

9:30~18:00(最終日は16:00まで)

天プラ・セレクションは、岡山県ゆかりの美術作家を個展形式で紹介する、天神山文化プラザの企画展シリーズです。
金 孝姸は、絵画における「線」のあり方を問う制作を展開しています。
墨液をたっぷりと含ませた筆の先から流れ出す墨の一筋。緩い傾斜では墨はゆっくりと流れて太く濃い線を残し、急な傾斜では細い線が素早く延びます。墨の濃度、紙の凹凸、温湿度や引力といった様々な物理的な要素が関わり合う中で墨は紙の上に様々な線を描きますが、それらは作家の意思から離れた線と言えます。金は、紙の下に物体や身体を置くことで紙自体に凹凸を作り、流れる墨をコントロールすると共に「線」に新たな意味を加えることで「水の足跡」シリーズを制作しています。
「私が筆を一振りする瞬間には、身体や素材、環境といったその場の様々な物事が影響し合っている。それらの関係を考えながら、作為(意図)と無作為(自然)が行き交う痕跡が絵になる。」と金は言います。
本展では、「水の足跡」シリーズと、一振りの線の反復から生まれる「満開の線」シリーズを中心とした新作約15点を展示。ダイナミックなインスタレーションとして空間に立ち上がる金の絵画世界をどうぞご堪能ください。
 
同時開催の特別企画展「天神山迷図」(10/28〜11/19)期間中に、一部作品を2Fロビーに展示します。
 

金 孝姸 略歴
 
1980 韓国済州島生まれ
2001 École Nationale Supérieure des Beaux-Arts de Paris, France 交換留学
2003 弘益大学校美術大学絵画科 卒業 (韓国・ソウル)
2005 弘益大学校一般大学院絵画科修士 修了 (韓国・ソウル)
現在 倉敷芸術科学大学院 芸術研究科 芸術制作表現専攻博士課程 在学
   岡山市在住
 
□個展
2016 「満開の線」(加計美術館/倉敷市)
2016 第22回現代美術日韓展企画「作為の矛盾」(ギャラリーくぼた/東京)
     
□グループ展
2016 第22回現代美術日韓展「アジアの新しき伝統へ」(ギャラリーくぼた/東京)
2016 「ホテルまるごとアート」(倉敷ロイヤルアートホテル/倉敷)[〜’17]
2016 碧い石見の芸術祭「第2回石本正日本画大賞展」(浜田市立石正美術館/島根)
2017  第10回 岡山県新進美術家育成I氏賞選考作品展(岡山シティミュージアム/岡山)
2017 「ファインアート・ユニバーシアードU-35展」(茨城県つくば美術館/茨城) 
 
□主な賞歴
2016 第2回 石本正日本画大賞展 奨励賞受賞
2017 第10回 岡山県新進美術家育成I氏賞 奨励賞受賞

お問合わせ先

岡山県天神山文化プラザ
Tel 086-226-5005

「水の足跡-顔-」2017 高知麻紙、墨
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