展示室の催し物

<天プラセレクションvol.91>
原田よもぎ展「青い国の話」

「Frozen」2018年〜2019年 絹、水干絵具、胡粉

第4展示室無料主催

2020年3月24日(火)~3月29日(日)

時間:9:00〜17:00(最終日は16:00まで)

 天プラ・セレクションは、岡山県ゆかりの美術作家を個展形式で紹介する、天神山文化プラザの企画展シリーズです。
 原田よもぎは久米郡美咲町在住の日本画家です。現在、倉敷芸術科学大学大学院に在籍し、日本画の技法や素材について研究しながら作品制作を行っています。
原田が描くのは架空の世界で繰り広げられる様々な「字のない物語」です。青白い空間に浮かぶ幻想的な生き物たちは、海月やオウム貝、深海魚を思わせる形に、ひしめき合う小さな生き物たちを内包する不思議な姿をしています。彼らが住む「青い国」とは、流氷下の海中か、はたまた凍てつく地の果てか、宇宙のどこか、未知なる惑星なのかもしれません。「ひとつの物語といくつもの物語は同時に存在していて、交わる事もあり隣にある事もあり遠く離れた所である事もあり、無限に広がっている」という世界観のもと、次々と湧き出るイメージから描かれるものたち、その全てが物語の主人公です。「一枚一枚の物語をみながら、大きなひとつの『青い国の話』を感じてほしい。見る人を色彩や物語にまみれさせ、空想の中に呑み込ませたい。」と原田は言います。また、架空のイメージにリアルな質感を与えているのが、原田が研究する日本画の素材と技法です。貝殻を砕いた自作の絵具や、基底となる絹を背景として塗り残すことで画面に光を取り込む技法に、作家独自の工夫がみられるでしょう。
 会場では、幅5mの大作「はじまりの木」をはじめ、100枚の小作品からなるインスタレーション「Frozen」、屏風作品「星をのせた蛸」等、約20点を展示します。愛らしくも幻想的な「青い国」の物語をどうぞお楽しみください。
 
原田よもぎ 略歴
1995 大阪府生まれ 2001年から岡山在住
2018 倉敷芸術科学大学 芸術学部デザイン芸術学科日本画研究室 卒業
現在 倉敷芸術科学大学大学院 芸術研究科美術専攻日本画研究室 在籍

□主な活動
2018年度版倉敷芸術科学大学 大学パンフレット表紙 内開き挿絵
2020年度版倉敷芸術科学大学 大学パンフレット表紙 挿絵

□主な賞歴
2016 第34回上野の森美術館大賞展 入選
2017 第35回上野の森美術館大賞展 入選
2018 倉敷芸術科学大学卒業修了制作展 買い上げ賞
2020 倉敷芸術科学大学大学院修了制作展 芸術研究科賞/加計美術館大賞

お問合わせ先

岡山県天神山文化プラザ
Tel 086-226-5005

鳥の子紙、水干絵具、胡粉、岩絵具、銀箔、ガラス、貝殻、染料、雲母 1820×5468mm
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