展示室の催し物

<天プラ・セレクションvol.88>
加藤 萌 漆芸展「黒に潜む」

「捕われた夜」 2018年 漆、麻布、ガラス/乾漆

第4展示室無料主催

2019年1月29日(火)~2月3日(日)

9時〜17時(最終日は16時まで)

加藤萌は埼玉県出身、新見市在住の漆芸家です。2014年に古くから漆の産地として知られる新見市に移住し、自然や地域と向き合う中で自身の表現を深めています。
漆黒の中から静かに一点を見つめる強い眼差し。加藤は伝統的な素材である漆を用いて、神秘的な動物たちを作り続けています。モチーフとなるのは、狼や鹿、羊、猫など、「人に懐かない動物」たち。愛らしい姿の反面、その表情は野生を感じさせます。
作品は、古来より仏像彫刻などで知られる「乾漆」という、麻布に漆を塗り重ねる技法で制作されます。制作について作家は「"美術"である時間はほんの僅かで、残りはひたすら素材と向き合う時間です。漆という生き物を相手にするので、植物に毎日話しかけて水をやるような大らかな気持ちでいないと、痛い目にあったりもします。」「私は彼ら(漆)に対して美しさを感じると共に、自分のものに出来ないもどかしさと、時々大きな恐れを感じるのです。彼らの黒を覗くとき、心を覗かれている気がするのです。」と語ります。
本展では、近作を含む最新作約10点を展示します。加藤が長い時間をかけて対話を重ねてきた「黒」が紡ぎ出す物語をご堪能ください。
 
 

加藤萌 略歴
1988 埼玉県川口市出身
2012 東京藝術大学美術学部工芸科 卒業
2014 東京藝術大学大学院美術研究科漆芸専攻 修了
    現在 岡山県新見市在住
□個展
2017 加藤 萌 漆芸展  - 境 -(岡山天満屋美術ギャラリー/岡山市)
2018 加藤 萌 展(勝山文化往来館ひしお/真庭市)
 
□グループ展
2013 Female timesⅡ-新たな時代を刻む女性美術家たち-(Bunkamura Box Gallery/東京)
2013 「真夏の夜の夢」展(ギャラリー田中/東京)
2014 SHIBUYA STYLE vol.8(西武渋谷店/東京)
2016 MITSUKOSHI × 東京藝術大学 2016夏の芸術祭(日本橋三越/東京)
2017 第3回 もっと伝統工芸 備中漆展 (新見美術館/新見市)
2016 URUSHI WORKS 2016(ギャラリー田中/東京)
2017 アートの今・岡山2017「表装」(岡山天神山文化プラザ)
 
□主な受賞
2012 第7回藝大アートプラザ大賞展 大賞
2013 安宅賞
2015 第54回日本現代工芸美術展 入選
 

お問合わせ先

岡山県天神山文化プラザ
Tel 086-226-5005

「慈しみの雨」 2015年 漆、麻布、和紙、ガラス、青貝、顔料/乾漆
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